2002年10月7日伊豆大島で発生した竜巻
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概要
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2002年10月7日に伊豆大島で竜巻による突風災害が発生した.この竜巻と竜巻をもたらした親雲について,ドップラーレーダーと地上気象観測資料などを用いて解析を行った.竜巻の親雲は,温帯低気圧の暖域内の潜在不安定でエネルギーヘリシティーインデックス(EHI)が大きし)環境場において発達し,直径約6kmの下層のメソサイクロンをともなうスーパーセルであった.竜巻による突風は,メソサイクロンの渦度が最大に達した直後に発生した.時空間変換解析によると,このスーパーセルにともなうガストフロントが認められ,竜巻はガストフロント付近に発生したと考えられる.
- 2008-05-31
著者
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