15 植物病原細菌Pseudomonas syringae pv. syringaeの生産する植物毒素の構造(口頭発表の部)
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概要
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A phytopathogenic bacterium, Pseudomonas syringae pv. syringae attacks a wide range of hosts including agriculturally important crops. It has been known that the bacteria produced two types of phytotoxins, syringomycin and syringotoxin, depending on the hosts: syringomycins were produced by isolates from many hosts eg. stone fruit, maize and so on, and syringotoxins were obtained by isolates from citrus trees. Those were non-specific toxins and also showed antimicrobial activity. Their structures has been uncertain for about two decades since the first report in 1968. We studied the phytotoxins produced by two strains isolated recently in Japan. First we cultured an isolate from lilac blight (SY 12 strain) and found new toxins termed syringostatins (1). The structures of main components, syringostatins A (1a) and B (1b), were determined by the FAB mass spectra and extensive NMR works using a 600 MHz NMR spectrometer. Furthermore, syringomycins were isolated from the culture broth of a sugar cane isolate (SC1 strain). The structure of syringomycin (2) was also established in a similar way. The semi-purified syringotoxins (3) were kindly provided by Prof. DeVay of Univ. California, Davis. Those were finally purified with HPLC and the main component, syringotoxin B (3b), proved to be an analog of syringostatin A. Those three toxins belong to a family of cyclic lipodepsipeptides. The stereochemistry of the amino acids was determined by the Marfey's method.
- 天然有機化合物討論会の論文
- 1990-09-25
著者
-
鈴木 昭憲
東大院農生科
-
鈴木 昭憲
東京大学農学部
-
鈴木 昭憲
東大・農・農化
-
鈴木 昭憲
東京大学農楽部農芸化学科
-
磯貝 彰
東京大学農学部農芸化学科
-
福地 直之
東大農化
-
磯貝 彰
東京大学農学部
-
福地 直之
東京大学農学部
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