21 アントシアニン色素の自己会合 : 証明と構造
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Since the work of Willstatter, it has been known that anthocyanins are responsible for a variety of beautiful plant colors. Anthocyanins are generally unstable to form colorless products. Stability and variety of flower coloring have been explained in terms of co-pigmentation with flavones etc and the complexation with metal ions. We report a new concept, the self-association of anthocyanins, for the stabilization and variation of flower color. Naturally occurring anthocyanins associate without any other component in the concentration usually found in the flower petals. The occurrence of the self-association of anthocyanins was evidenced by the following experimental facts; color variation (hypsochromic or bathochromic shift) and appearance of typical exciton coupling circular dichroism with increase of anthocyanin concentration. Hydration rate (k) of quinonoidal bases and hydration constant (K_h) of flavylium ions toward the corresponding colorless pseudobases are also presented as the evidence. Vertical stacking structure is proposed for the self-aggregation of anthocyanins on the basis of PMR shift data due to the ring current effect of anthocyanin nuclei. Thus, origin of the anomalous CD comes from the chiroptical stacking of anthocyanin molecules. Such a stacking structure of cyanin quinonoidal base was also suggested by calculation of the exciton chirality method.
- 天然有機化合物討論会の論文
- 1981-09-10
著者
関連論文
- (49) ナシおよびイチゴ黒斑病菌が生産する宿主特異的AKおよびAF毒素の生合成研究 (平成元年度日本植物病理学大会講演要旨)
- (15) ナシおよびイチゴ黒斑病菌が生産する宿主特異的毒素AKおよびAF毒素の全合成およびその生合成中間体デカトリエン酸の証明 (昭和63年度地域部会講演要旨(関西部会講演要旨))
- 44 植物病原菌Alternaria alternataが生産する宿種特異的AF及びAK毒素の生合成及び毒素生成失活機構に関する一考察(口頭発表の部)
- 95(P33) ベニバナの水溶性黄色色素成分の絶対構造(ポスター発表の部)
- 10 ダイコン下胚軸の光屈性と制御物質(口頭発表の部)
- 60 CD励起子カイラリティー法による鎖状グリコール系の絶対構造決定(ポスター発表の部)
- 13 強力なアルコール光学分割能と磁気異方性効果をもつキラルカルボン酸の開発 : 光学分割と絶対配置決定への応用(口頭発表の部)
- 光学分割とX線結晶解析による絶対配置決定の両方に有用な新規不斉補助基の開発と応用
- 90(P-47) 2-メトキシ-2-(1-ナフチル)プロピオン酸を用いた新規鏡像体過剰決定法の開発(ポスター発表の部)
- 65(P39) 不斉補助基の開発および光学分割と絶対立体化学決定への応用(ポスター発表の部)
- テトロドトキシンの化学合成研究(有機化学・天然物化学-反応と合成(含窒素化合物, 光学活性, 生物変換)-)
- 9-アミノフェナントレンを蛍光プレラベル化剤に用いるアラキドン酸,エイコサペンタエン酸の高速液体クロマトグラフィーによる定量
- 同位体希釈分析法によるシクラミン酸ナトリウムの定量
- ビオチン関連化合物の標識化とその微量分析への利用研究(第5報) : Aspergillus nigerによる^3H-d-Dethiobiotinの取り込みとd-Biotin生成過程の同位体希釈分析
- d-ビオチンの結晶多形について
- ビオチン関連化合物の標識化とその微量分析への利用研究(第4報) : 同位体希釈法によるd-ビオチンの微量定量
- ビオチン関連化合物の標識化とその微量分析への利用研究(第3報) : d-ビオチンの還元脱硫によるd-デチオビオチンの選択的トリチウム化について
- ビオチン関連化合物の標識化とその微量分析への利用研究(第2報) : Wilzbach法によるd-ビオチンのトリチウム化とβ線分解について
- Improved Selective Tritiation of Dethiobiotin by Reductive Desulfurization from Biotin
- B28 カイコ休眠ホルモンの単離と構造(内分泌)
- 98(P-12) アブラナ科植物ファイトアレキシン、スピロブラシニンのアキラル条件下における光学富化現象及びその絶対立体化学(ポスター発表の部)
- 12 シガトキシンの絶対構造決定への合成化学的アプローチ(口頭発表の部)
- LC/ESI-tandem mass spectrometric determination of bile acid 3-sulfates in human urine 3β-Sulfooxy-12α-hydroxy-5β-cholanoic acid is an abundant nonamidated sulfate
- クロマトグラフィー科学会学会賞受賞記念論文 Development of Highly Selective Analytical Systems for Biological Substances Using Chromatography Combined with Mass Spectrometry--With Special Reference to Bio-Analytical Studies of Bile Acids
- Synthesis of 3α, 7α, 14α-Trihydroxy-5β-cholan-24-oic Acid : A Potential Primary Bile Acid in Vertebrates
- 12 海産ポリエーテル毒オカダ酸の全合成研究
- 16 生長抑制物質ラファヌサニンの構造活性相関
- 57(P1-5) (+)-ゼストキノンの全合成とその絶対構造の決定(ポスター発表の部)
- 65 新規ポリケタイド骨格を持つ(+)-ハレナキノールおよび(+)-ハレナキノンの全合成.理論計算によって決定した絶対構造の実験的証明(口頭発表の部)
- 74 ねじれたπ電子共役系の円二色性と絶対構造 : 天然物への応用
- 6 アリルアルコールの絶対構造決定のための円二色性アリルベンゾエート法 : 非縮退系における励起子相互作用
- 21 アントシアニン色素の自己会合 : 証明と構造
- 13 有機化合物の絶対構造 : クレロダン系ジテルペンの基本化合物Clerodinの絶対構造の逆転について
- 7 ベンゾエートセクター則
- 52 月夜茸の発光物質ランプテロフラビンの構造と合成研究(口頭発表の部)
- (55) イチゴ培養細胞のAF-毒素感受性 (平成元年度日本植物病理学大会講演要旨)
- (50) ナシおよびイチゴ黒斑病菌の毒素生成・失活機構に関する化学的考察 (平成元年度日本植物病理学大会講演要旨)
- (14) ナシ黒斑病菌の毒素生成・失活機構に関する化学的考察 (昭和63年度地域部会講演要旨(関西部会講演要旨))
- 53(PB1-2) インドール類のベンゼン環部修飾反応と天然物合成(ポスター発表の部)
- 64 ビシクロマイシンの全合成
- 75 酸化型ジケトピペラジン類の合成研究
- 円二色性分析法
- NMRあるいはMSスペクトルを用いたジアステレオマー法による鏡像体過剰決定
- 分子機械「光動力キラル分子モーター」の開発 (特集 新時代を担う化学技術)
- 「光で回転する分子モーター」をつくる (特集 化学が拓くナノテクノロジー)
- 特異なキラルオレフィンの化学 - 単一方向に回転する光動力キラル分子モーター -
- 分子機械「光動力キラル分子モーター」 -その化学と回転機構-
- エポニミーから学ぶ化学の基礎の基礎 コットン効果(Cotton effect)
- 15 CD励起子法の新しい展開 : 単一官能基をもつ系への応用戦略(口頭発表の部)
- 92(P27) 天然アトロープ異性体ビフラボン[CD(+)362.0]-(-)-4',4''',7,7''-テトラ-O-メチルクプレスフラボンの円二色性、絶対立体化学および全合成(ポスター発表の部)
- 旋光性と円2色性--有機分子の右と左 (ミクロの世界の右と左)
- 旋光性と絶対配置(トピックス, あんてな)
- 化学における右と左
- 機器分析最近の進歩-4-円二色性励起子カイラリティ-法による有機化合物の絶対構造決定-2-
- C-4-40 cw 光注入による Fabry-Perot LD 内の四光波混合光の偏波特性
- 非線形偏光干渉計を用いた光子数スクイズド光生成の量子論的解析
- C-4-33 Fabry-Perot LD の全光制御モード同期法における cw 注入光の偏波依存性
- 予備変調方式による高調波モード同期ファイバリングレーザのリング長制御
- cw 光注入による Fabry-Perot LD の全光制御モード同期法の特性と二分周動作への応用
- C-4-14 予備変調方式による高調波モード同期ファイバリングレーザのリング長補償
- C-4-13 Fabry-Perot LDの全光制御モード同期における外部共振器の効果 (II)
- 16 メタロアントシアニンの分子組織化と発色(口頭発表の部)
- 50 ツユクサ青色花弁色素コンメリニンの構造(口頭発表の部)
- 88(P2-18) カンキツ黒斑病菌tangerine pathotypeが生産するACT毒素の構造と宿主特異性に関する化学的考察(ポスター発表の部)
- 80(P2-10) 複雑な天然アントシアニンの構造研究(ポスター発表の部)
- 抗生物質Lankacidin-Cの化学変換および合成研究(有機化学・天然物化学-反応と合成(含窒素化合物, 光学活性, 生物変換)-)
- ポリオールの立体制御合成研究(その1)(有機化学・天然物化学-反応と合成(含窒素化合物, 光学活性, 生物変換)-)
- マイトマイシン類の合成研究(V)活性型マイトマイシン類縁体 : アジリジノピロ(1,2-a)インドール類の合成(有機化学・天然物化学-反応と合成(含窒素化合物, 光学活性, 生物変換)-)
- Tritium Labeling of Insulin and Its Application to the Double Isotope Derivative Dilution Analysis
- 50 青色花色素アシル化アントシアニン類の構造,特にツユクサの青色色素コンメリニンの構造について
- 9 天然物における分子会合の研究(I) : ツユクサの青色色素COMMELININの構造
- 発癌プロモーター・テレオシジンB-1,B-2,B-3,B-4及びその類縁体の全合成(有機化学・天然物化学-反応と合成(含窒素化合物, 光学活性, 生物変換)-)
- 発癌プロモーター・テレオシジンAの合成研究(有機化学・天然物化学-反応と合成(含窒素化合物, 光学活性, 生物変換)-)
- 発癌プロモーター・テレオシジン類に共通な母核を持つインドラクタム類の改良合成法(有機化学・天然物化学-反応と合成(含窒素化合物, 光学活性, 生物変換)-)
- Microdetermination of Adrenocortical Steroids by Double Isotope Method. V. Interaction between Corticosteroids and Human Erythrocytes
- Microdetermination of Adrenocortical Steroids by Double Isotope Method. IV. Determination of Corticosteroids in Human Placenta
- Microdetermination of Adrenocortical Steroids by Double Isotope Method. I. Determination of Cortisol and Corticosterone in Blood as Thiosemicarbazone-^S
- 分離分析のための分子ふるいに関する研究(第4報) : 色素, ペプチド類のゲル濾過における電解質の影響
- 分離分析のための分子ふるいに関する研究(第3報) : Sephadexゲルの膨潤と負め電荷に及ぼすリオトロープ系電解質の影響
- 分離分析のための分子ふるいに関する研究(第2報) : Sephadex膨潤ゲルの界面動電的性質と色素, ペプチド類のゲル濾過における挙動との関係
- 分離分析のための分子ふるいに関する研究(第1報) : Sephadexキセロゲルの性質と色素, ペプチド類のゲル濾過における挙動との関係
- 三重鎖DNAの化学と生物学
- 三重鎖DNA
- 20 抗腫瘍性物貭バーノレピン及び関連化合物の合成研究
- ナシ黒斑病菌毒素AK-toxin I, IIの全合成とトリエンカルボン酸部の効率的合成(有機化学・天然物化学-反応と合成(糖, アミノ酸, テルペン, その他)-)
- イチゴ黒斑病菌毒素AF-toxin IIの2'位アシル体の合成(有機化学・天然物化学-反応と合成(糖, アミノ酸, テルペン, その他)-)
- (104) 宿主特異的毒素の作用性に関する一考察 : AK および AF毒素を事例として (昭和62年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- 33 メタロアントシアニンの構造 : コンメリニンとプロトシアニン(口頭発表の部)
- 月夜茸の生物発光(その3)(有機化学・天然物化学-生理活性物質(動物・その他)-)
- CDスペクトルによる非経験的絶対配置決定 : 励起子キラリティー法とねじれたパイ電子系法
- 八王子市地下水の六価クロム汚染と対策
- 二,三のピリジンカルボン酸類の金属イオンとの反応性について
- 1,6-ジヒドロキシナフタリンの製造について : ナフタリン-1,6-ジスルホン酸のアルカリ熔融による方法の検討
- ナフタリン-1,6-ジスルホン酸の製造について : ナフタリンのジスルホン化による方法の検討
- スチルベン系アゾ色素によるマグネシウムの検出について
- Phenolsulfonphthaleinのニトロ化について : 3,3'-Dinitrophenolsulfonphthaleinの合成
- 過酸化水素によるナフトールのアルカリ性酸化に就いて
- フタレイン系誘導体の水銀化合物に関する研究(第3報) : マーキュロクロムにおける臭素の位置について
- 現状は制度の歪の象徴(薬学生の一般教育をより意義あるものにするためには)
- 機器分析最近の進歩-3-円二色性励起子カイラリティ-法による有機化合物の絶対構造決定-1-