有機伝導体における光誘起相転移の超高速レーザー分光(最近の研究から)
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概要
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超短パルスレーザーを用いた光誘起絶縁体-金属転移は,光励起状態を介して,モット絶縁体や電荷秩序などの電子の秩序状態を融解するダイナミックな光誘起現象である.そのような凍結した電子の融解によってつくられる光誘起金属状態は,多くの場合寿命が短く,その性質はよくわかっていない.本稿では,二次元有機伝導体に対象を絞り,赤外光領域の超高速分光からわかる,光誘起金属状態の生成機構と,その電子的,熱力学的な性質について紹介する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2008-05-05
著者
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