量子色力学におけるカイラル対称性の破れの数値的検証(最近の研究から)
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概要
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量子色力学の真空ではクォーク-反クォーク対が凝縮(カイラル凝縮)することで質量ゼロのクォークが持つカイラル対称性が自発的に破れると考えられているが,この基本的な現象を格子ケージ理論の数値計算で再現するのはそれほど簡単ではない.本稿では,格子上で厳密なカイラル対称性を保ったシミュレーションを実行してカイラル凝縮が起こる様子を調べた研究を紹介する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2008-04-05
著者
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