文献検索の連続的含意モデル
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概要
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概念間の包含関係を考慮する文献検索のモデルを提案する。このモデルにおいて包含関係は行列によって表現され,この行列はそのモデルにおいて重要な役割を演じる。文献は概念算によって記述され,一方検索関数は概念算と論理演算によって表現される。その結果,文献および検索関数の表現に明確で豊富になる。本モデルにおいては,概念算と論理演算を区別し,検索関数の解釈におけるあしましさをなくしている。このモデルを連続的含意モデルと称し,その若干の性質を調べた。本モデルは従来のモデルの自然な拡張であり,包含関係を考慮するモデルとして有用であると考えられる。また,本モデルとfuzzy集合を用いる検索モデルとの関係についても述べている。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1975-04-01