環境保全型農業と観光の経済循環システム構築に向けて : 石垣島赤土流出防止対策コスト負担シミュレーション
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概要
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Marine pollution by red clay outflow from agricultural land is a serious problem at Okinawa. To prevent the outflow, there are several ways that can be done by farmers who grow sugarcane, i.e. construction of green belt, green manure and so on. These methods, however, charge new cost to the farmers. Therefore it is important to elucidate how incomes of farmers change by the new cost. In this paper we analyze data collected from 301 farmers at Ishigaki, Okinawa and find a candidate factor that could affect famers income. As a result, the farmers who have a number of agricultural fields distributed separately face to more negative profit. In addition, this preventing of the outflow leads to improve the marine pollutions. Hence, we finally perform simulation study to explore the possibility whether we can give financial supports to famers by the WTP of the tourists who aim to play marine sports at Ishigaki. This simulation is performed based on the method of benefit transfer from the results of the research at Iriomote Island, which located next to Ishigaki Island. In conclusion, we suggest establishing a new cyclic economics-environmental system.
- 九州大学の論文
- 2008-02-01
著者
-
矢部 光保
九州大学大学院農学研究院
-
矢部 光保
九州大学大学院農学研究院 環境生命経済学研究室
-
井元 智子
九大農
-
横川 洋
九州大学大学院農学研究院
-
坂井 教郎
鹿児島大学
-
井元 智子
九州大学大学院生物資源環境科学府 農業資源経済学専攻
-
坂井 教郎
九州大学大学院農学研究院農業資源経済学部門
-
失部 光保
九大 大学院農学研究院
-
坂井 教郎
鹿児島大学大学院
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