会津平坦地における水稲千粒重の変動要因(II 論文編)
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概要
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会津地方の2006年の水稲作況指数は福島県全体と同じく98とやや不良であったが,品質はうるち米の1等米比率が92.4%と良好であった.一方,福島県農業総合センター会津地域研究所における水稲の作柄解析試験の結果は,平年に比べひとめぼれはm^2当たり籾数は平年並で,登熟歩合は高かったが千粒重が小さく玄米重は平年並みとなった.同様にコシヒカリがm^2当たり籾数は多く,登熟歩合も高く,千粒重が劣ったものの精玄米重は平年を上回った(第1表).品質は(10段階評価で1.7及び2.5)で,いずれも1等格付けで良好であった.しかし両品種に共通する特徴として千粒重の低下が認められ,品質,販売面で粒大が重要なことから玄米千粒重低下要因について検討した.
- 日本作物学会の論文
- 2007-12-28
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