ハウス栽培キュウリの生理障害に及ぼす亜鉛と銅の影響

元データ 2007-04-05 社団法人日本土壌肥料学会

概要

宮崎県のハウス抑制キュウリの摘心栽培圃場において,側芽の伸長停止や枯死による障害が多発している.これまでの調査研究から,本障害の主因は亜鉛の過剰吸収にあり,次いで銅や機能性展着剤の関与が指摘されている.そこで,水耕培養法により亜鉛,銅,展着剤がキュウリの側芽伸長に及ぼす影響を調査した.得られた結果は次の通りである.葉身と新鞘,いずれの亜鉛濃度も水耕液の亜鉛濃度の増加に比例して上昇した.また,水耕液の亜鉛濃度が0.1mg L^<-1>区では,新鞘と葉身の亜鉛濃度に違いは認められなかったが,これより高い亜鉛処理区においては,新鞘の亜鉛濃度が葉身のそれよりも低かった.さらに,銅の葉面散布には,根から葉身への亜鉛の移行を抑制する作用が認められた.特に,高濃度の亜鉛処理区において顕著であったが,孫焼け症の軽減への影響は明らかでなかった.また,亜鉛濃度の高い場合には機能性展着剤が側芽,特に上位節における子づる発生を抑制することに関与していると推測された.

著者

佐伯 雄一 宮崎大農
赤尾 勝一郎 宮崎大学農学部応用生物科学科生物機能科学講座
赤尾 勝一郎 宮崎大学農学部
赤尾 勝一郎 生物資源研
佐伯 雄一 宮崎大学農学部
横山 明敏 宮崎県総合農業試験場
横山 明敏 宮崎県庁
川崎 佳栄 宮崎県総合農業試験場
長友 慎太郎 宮崎大学農学部
川崎 佳栄 西諸県農改
赤尾 勝一郎 宮崎大学 農学部
佐伯 雄一 宮崎大学農

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