ハイブリッド形移相器の移相量可変範囲の増加法について
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概要
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フェイズドアレイに加えてアンテナ指向性の適応制御を行う目的でアナログの移相器が重要な役割を果たしている.機械的な制御による移相器も数多く検討されているが機械駆動部のない電気的制御のみで実現できる,挿入損失が少なく移相可変量が大きいものが求められている.本稿では,0.8GHz帯において連続的に位相を変化させるアナログ移相器として,可変容量素子を付加した3dBハイブリッドによる反射型移相器の検討を行っている.反射端に可変容量素子を用いることによって,線路長を電気的に操作することができ,移相可変の移相器を構成できる.従来法による高インピーダンス線路を反射端に挿入した回路について,0.8GHzで最適化を行い挿入損失が0.97〜1.88dB,反射係数が-12.57dB以下で157.4゜の移相変化量が得られる.この移相変化量を増大させるため,可変リアクタンス素子を擬似伝送線路可変リアクタンス回路に置換し高インピーダンス線路と組み合わせる回路を提案して試作検討を行い,入力損失1.58〜3.16dB,反射係数-9.94[dB]以下で,264.8゜まで移相変化量を増大させた.提案した組み合わせによる移相可変範囲拡大の効果は13%程度得られている.また,高調波特性を改善する対策として対向させたバラクタダイオード対を用いることで高調波成分の発生が抑制できることを明らかにした.
- 2007-12-06
論文 | ランダム
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