中間子の寿命とCP不変性
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概要
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K^0_2の崩壊で見出されたCP不変性の破れはCPT定理によればT不変性の破れを意味するはずであるが、現在までの所、この事は実験的に確認されていない。所でCPT定理はproper Lorentz不変な局所的相互作用において成立するから、もし例えば非局所場を考えると成立しないかもしれない。そこで我々はDirac粒子は非局所的とみなし、更にν_eとν_μの内部的性質が異なると前提すると、粒子と反粒子の内部性が異なる場合が現われ、この時はCPとCPTが破れる。ここでは、このような場合についてμ^<±>, π^<±>, K^<±>のlifeの比とK^0_1, K^0_2におけるCPの破れとを計算し予言する。結果として現在の実験のデータとは矛盾しない値がえられる。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1967-02-20
著者
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