コンジョイント分析による海外立地選択
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
不確実性の下での海外進出国に関する分析は、水戸(2006)で行なっている。しかし、そこでの実験結果は、予想とは相違していた。本論では、水戸(2006)での実験設定を一部変更して、設定に基づいたときに予想されるような実験結果を得た。実験1を通じて「保守人」や「平均値重視人」等を設定して、「保守人」等の意思決定原理を、コンジョイント分析より導出した。実験の結果として、「保守人」はマクシミン原理に基づいた意思決定を、最も回答枚数の多い「平均値重視人」は「最も可能性の高い利益率」と「利益率が最も低い時」の両属性を重視して意思決定を行なっていたことが明らかとなった。
著者
関連論文
- 先手番に注目した動学分析
- 「安心ゲーム」ならびに「チキンゲーム」における不合理な選択
- 動学過程における非合理な選択行動
- 「囚人のジレンマ」のパラドックス
- コンジョイント分析による海外立地選択
- 不確実性下の海外立地選択
- 期待効用理論の現実妥当性
- 非合理な選択に与える「感情」の影響
- 相手プレイヤーとの利得差の影響に関する一考察
- 企業特殊的優位と海外進出への意欲
- 100%出資海外子会社へめ技術移転 : 技術指導員は減らすことができるのか
- 直接投資立地選択におけるリスクの影響 : シミュレーション分析