ユングとグノーシス主義 : その共鳴と齟齬
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概要
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ユングの思想と古代グノーシス主義の関係性は、これまで様々な仕方で論じられてきたにもかかわらず、未だ不分明なものに留まっている。その大きな原因は、グノーシス主義に関するユングの言及がきわめて曖昧であり、妥当性を欠いている一方、「自己の実現」という目的論や「善悪二元論」という世界観において、両者の思想がある種の共鳴を見せているからである。そこでこの論文では、ロマン主義の宗教論、具体的にはシュライエルマッハーとシェリングのそれを取り上げ、それがどのような点でユング思想の基礎と見なされ得るのか、また近代のロマン主義的パースペクティブを古代グノーシス主義へと適用することがどのような問題を発生させるのかについて考察してみたい。
- 2007-12-30
論文 | ランダム
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