VIII 相対論的アプローチによる単極子巨大共鳴の研究(基研モレキュール型研究会「相対論的場の理論による原子核研究」報告,研究会報告)
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概要
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一般にディラックアプローチでは原子核の非圧縮率Kが大きすぎる事が問題となっていた。そこで、現実の有限大きさを持つ原子核で、非圧縮率と関係の深い単極子巨大共鳴の励起エネルギーがどのような値をとるか、束縛条件つきハートリーを用いて計算した。その結果、非圧縮率はあまり大きな値はとらないことが分かった。しかし、非相対論ではよく知られ、実験でも確かめられている、単極子共鳴のエネルギーの質量数Aに対する依存性は今のところ再現できていない。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1988-02-20
著者
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