反対称テンソルゲージ場のConformal Anomalyのゲージ依存症について
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概要
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重力場における1階,2階および3階の反対称テンソルゲージ場のconformal anomalyをゲージ・パラメーターを含む一般共変的ゲージで求めた。計算には,Fujikawaのpath integralの方法にζ-ragularizationを適用したものを用いた。その結果,anomalyの□R項の係数にゲージ依存性がみられた。これは,反対称テンソルゲージ場のconformal anomalyはゲージに依存するというSiegelの主張を部分的に支持するものではあるが,彼の言う様なanomaly全体の物理的意味を失わせるものではない。また,電磁場に対するanomalyのこれまでの計算結果において,□R項の係数のみが人によって異なる値を与えられていたことを考えると,この項がゲージに依存するという事はたいへん興味深い結果である。
- 1984-09-20
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