三体問題のK行列理論 : 三体共鳴の存在とその取扱い
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概要
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系が三個の粒子に分れる過程(break-up channel)のthreshold energyよりも高いエネルギーでも共鳴状態(三体共鳴)が存在するという事を論じ、その共鳴も又Breit-Wignerの共鳴公式の形に書き表わせるという事を示す。この理論によりbreak-up channelのthreshold energyよりも高いエネルギーでの共鳴も、それより低いエネルギーに於ける共鳴や束縛状態とともに統一的に取扱う事が出来る。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1972-03-20