三角格子反強磁性体の相転移と秩序相 : 連続スピン系(磁性体における新しいタイプの相転移現象,研究会報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
相互作用の競合(フラストーレション)のために系の秩序状態にバラエティが現れ、またフラストレーションのない場合には見られなかった相転移が起こることが知られてきている。フラストーレションの効果はIsingスピン系において系の巨視的な縮退を生じさせるなど最も顕著に現れ、その相転移への影響は非常に詳しく調べられており多くの成果が報告されてきている。連続スピン系、つまりXY系やハイゼンベルク系等においてはスピンの自由度が大きいためフラストレーションによっても系の巨視的な縮退は生じないが、その競合の結果系の実効的な秩序変数の対称性がフラストレーションのない場合と異なり種々のおもしろい現象が起こることがわかってきた。ここでは連続スピン系の三角格子反強磁性体(Anti-Fferromagnets on the Triangular Lattice AFT)での相転移の性質をスピン系の対称性、実効的な系の対称性を考察しながら報告する。
- 1986-07-20
論文 | ランダム
- 高等教育研究の30年--『IDE』誌掲載論文の定量分析を通じて (高等教育の展望と課題) -- (第4部 研究動向)
- 1D12 学術研究活動のボーダレス化と資金供給システム
- グローバル知識社会を担う若手大学教員 (今月のテーマ 大学教員の変化)
- 視覚の加齢変化 (高齢者心理学)
- 山陽高等女学校の上代 淑 (II-b) : 留学を支援した米国の人々とその「隣人愛」