暖地型1年生飼料作物の混播に関する研究 : 第2報 刈取回数の違いが収量におよぼす影響
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概要
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ヒエ,シコクビエ,ローズグラスを用い,各2草種および3草種を混播し,単播区と比較した。その結果,年間合計収量については。1.4回刈をした場合は混播区の収量は常に単播区よりも多い。2.3回刈をした場合は,混播区の収量は各草種の単播区の収量の中間となっている。3.3回刈の収量は4回刈よりも大である。この結果から,適期刈の場合には混播をする必要性は少ないが,早刈の場合は混播が有利と思われる。収量に占める各草種の割合については1.ヒエは初期生長,草丈が他の2草種に比して大であるために,第1回刈取では他の草種を圧倒するが,再生が悪いために第2回刈以後は,その収量に占める割合が急減する。2.シコクビエとローズグラスを比較した場合,草丈と再生はローズグラスがまさり,初期生長はシコクビエがまさる。そのために,第1回刈取ではシコクビエの割合が高いが,その後ローズグラスの占める割合が高くなる。
- 日本草地学会の論文
- 1974-12-25
著者
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