基本実習後と応用実習後との比較にみる看護実践力の到達状況

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概要

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学生の看護問題への解決能力の獲得をいかに支援するか,そのために,eラーニング(教材)はどのような効果があるのか,それらを探ることがCanGoプロジェクトの重要な目的である。今回,eラーニング導入前の学生の「看護実践力」を把握することを目的に,「自己学習状況」,「教員との関わり」,「情報活用の実践力」と併せて,基本実習後と応用実習後の比較を行った。基本実習後と応用実習後の対応データ56ケースを検定した結果,「看護実践力」を構成するすべての項目において平均値が上がり,全体では応用実習後の方が有意に高い得点を示した(p<.01)。また,「看護実践力」と「教員との関わり」,「情報活用の実践力」には中程度の相関を認めた。これらの結果から,段階的な臨地実習の積み重ねの中で,学生の「看護実践力」の自己評価が高まることが示され,「看護実践力」と「教員との関わり」及び「情報活用の実践力」とが関連しあっていることが示唆された。
大阪府立大学の論文

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