看護大学生の死についての態度構造の縦断的研究
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概要
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研究の目的は,看護学生の死についての個人の態度が,学年進行に伴う学生個人の体験や看護教育とどのように関連するのか,PAC分析を用いて明らかにすることである.対象は,すべての臨地実習を終えて卒業を直前に控えた看護大学4年生で,2年次に同様の調査に協力した経験を持つ女子3名である。倫理的配慮として本調査の目的を説明し,研究協力と成績評価には関係がないことなどを説明し同意を得た.その結果,以下の3事項が明らかになった.(1)死を現実的でないと否定する傾向から,死を現実のこととして意識するようになっていた.(2)人間としても,看護師を目指す人としても,死の前には無力であると認識していた.(3)自己の死に関しては,卒業直前に至っても意識されない傾向が認められた.
著者
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牛尾 禮子
兵庫大学 健康科学部看護学科
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堀内 宏美
鹿児島大学医学部保健学科
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奥 祥子
福岡県立大学看護学部
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中俣 直美
鹿児島大学医学部保健学科
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塚本 康子
静岡県立大学短期大学部
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牛尾 禮子
吉備国際大学保健科学部
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牛尾 礼子
常盤大学大学院人間科学研究科
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牛尾 禮子
兵庫大学健康科学部看護学科
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牛尾 禮子
福岡県立大学 看護学部
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塚本 康子
富士市立中央病院
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中俣 直美
鹿児島大学 医学部保健学科看護学専攻総合基礎看護学講座
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