シミュレーション的手法による大気環境情報教育 : 日射量の天頂角依存性
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概要
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学生に対して地球温暖化やオゾン層破壊など日射量が直接的に関与する大気環境問題の本質を理解させるには,コンピュータシミュレーションを用いて日射量を定量的に評価する手法が有効である。ここでは近赤外部における吸収や天頂角変化等を取り込んだ総合的な日射量シミュレーション法を提案した。日射量の算出に必要な光学的厚みは,オゾン吸収,レイリー散乱,ミー散乱に関しては消散断面積を用いる手法を採用し,多数の吸収線の重なりから構成される水蒸気と二酸化炭素については透過率を用いる方法を採用した。250〜3,000nmの波長範囲で東京を中心として国内における日射量を試算した結果,実測値と2%程度の範囲で一致し定量的にみても満足できる手法となった。今回の方法により晴天時を対象とした直達日射量については,学生の教育上必要な簡便的シミュレーションがほぼ完成したと見なせる。今後に残された課題として曇天時に必要な散乱日射量の評価がある。
著者
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田中 さゆり
大妻女子大学社会情報学部
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伊藤 朋恭
大妻女子大学社会情報学部
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金澤 洋子
大妻女子大学社会情報学部
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伊藤 朋恭
大妻女大 社会情報
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古瀬 優美
大妻女子大学社会情報学部
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小寺 絵莉
大妻女子大学社会情報学部
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伊藤 朋恭
大妻女子大学
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