ランダウージーナー遷移による共鳴的振舞い(基研長期研究会「高励起領域における分子的様相と重イオン反応機構」,研究会報告)
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概要
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ランダウージーナー遷移の議論に適した、有限領域の結合がある二状態問題を考え、この設定の下に量子力学的摂動論を用いて、T行列について新しく有用な解析的公式を導き出した。二つのdiabaticな状態間の結合が一定とする、古典的あるいは半古典的な方法によって、共鳴的振舞いが予想されていた。量子力学的な方法で、二中心殻模型で予想されるような広がりをもつ有限領域の結合を用いても共鳴的構造パターンをそれほど壊さないが、断面積の計算値は半古典的に求めたもののわずか10%にしかならない。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1990-07-20
著者
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