高分子膜のメカニカル・クランプリング転移 : しわくちゃ転移する高分子膜とくしゃくしゃに丸めた紙、この似て非なるもの(ポスターセッション詳細,基研研究会『膜の物理学』)

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概要

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• 高分子化膜(Polymerized Membrane、以下、高分子膜と略す)は高分子と異なり、普通、熱的に激しく揺らいだ平坦相にある事が知られている。そのため、その相転移は高分子とは非常に異なったものなる。ここでは、近年盛んに研究されてきたランダムネスを持った高分子膜の「しわくちゃ転移」(Wrinkling Transition)を理解するにあたり最も本質的な発見である、高分子膜のメカニカル・クランプリング転移についての解説を行なう。また、しわくちゃ転移を行う高分子膜と、くしゃくしゃに丸めた紙は、そのランダムネスが本質的にどう異なるのかについても議論する。

• 1997-06-20

著者

• 守 真太郎

  北里大学理学部

• 守 真太郎

  東京大学大学院理学系研究科物理学専攻

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