耕作放棄地の分布と潜在生産力の推定
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概要
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耕作放棄地の放牧利用が全国に広がりつつあるが,利用可能面積や草地資源量は明らかになっていない。これらを推定することによって,飼料自給率の向上に対する貢献程度を評価する必要がある。土地利用の変動から耕作放棄地をメッシュレベルで推定した結果,統計データと有意な相関があった。得られた耕作放棄地について,標高差,最大傾斜度,谷密度,周囲耕地数を説明変数とする重回帰分析を行った結果,周囲耕地数の影響が大きかったが,自然立地については地域によって影響する要因が異なっていた。耕作放棄地を牧草地とする場合とシバ草地とする場合について,潜在生産力を推定した結果,牧草の乾物生産量は229万トン,シバ草地の生産量は全国平均で牧草の54%と推定された。
- 日本草地学会の論文
- 2007-10-15
著者
-
佐々木 寛幸
(独)農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所
-
松浦 庄司
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所
-
佐々木 寛幸
畜産草地研究所
-
松浦 庄司
畜産草地研究所
-
松浦 庄司
畜草研
-
神山 和則
(現)農業環境技術研究所
-
神山 和則
(独)農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所:(現)(独)農業環境技術研究所
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