母子相互作用研究から見た心理療法過程 : 「無意識の意識化」を超えて
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概要
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Stern(1985)はその代表的著書「乳児の対人世界」において、成人の精神分析の中で再構成された「臨床乳児」と発達心理学の中で直接観察された「被観察乳児」との対話を提唱した。その後、Sternの研究は親-乳幼児心理療法の統合的モデルを提唱し、さらに近年は「心理療法において変化はどのようにして生じるのか」という心理療法過程の研究に取り組んでいる。このSternの研究の展開の背景には精神分析におけるパラダイムのシフト、心理療法実証研究の発展と証拠に基づく心理療法の要請、心理療法の統合や折衷を模索する動き、という3つの主要な流れがあると思われる。その点でSternの研究は単に従来の精神分析理論を最新の発達的知見でアップデートしたものというよりも、むしろ精神分析の基盤を揺るがし、精神分析の枠を超え出るような仕事であるように思われる。本研究ではまず母子相互作用研究が心理療法過程の理解にどのような貢献をしているのかを論ずる。次にSternらの研究を中心に、心理療法過程を扱っているいくつかの研究を取り上げ、今後研究を発展させていくために何が必要とされるのかを考察してみたい。
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