数種果菜類果実の光合成・呼吸作用について

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概要

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作物の光合成・物質生産の研究において,葉鞘・茎・穂・果実等は非光合成器官として,葉身(光合成器官)とは区別して取り扱われているが,これらの器官についても,その光合成機能を明らかにしておくことは,光合成・物質生産研究の基礎的知見を得る意味から意義があると考えられる。すでに,水稲,麦,トウモロコシ・ソルガム等において穂・葉鞘・茎等が光合成機能を有し,とくに麦では穂や葉鞘の機能が大きいことが認められ,光合成器官として評価されている。また,果樹類でもナシ・リンゴ・オレンジの未熟果において光合成の行われていることが知られている。本報では,トマト・ピーマン・キュウリ・カボチャ・ウリの果菜類の果実を材料に光合成機能を定量的にとらえる実験を行ったので,その結果を報告する。
日本作物学会の論文
1978-01-15

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