Average Structure of a Ring Polymer with the Trefoil Knot(Poster session 2, New Frontiers in Colloidal Physics : A Bridge between Micro- and Macroscopic Concepts in Soft Matter)
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概要
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本研究では、結び目部分の局在の鎖長依存性を理解するために、ブラウン動力学シミュレーションを行い、"平均構造"を解析した。"平均構造"は、シミュレーションで得られた個々の構造を"平均構造"からの二乗変位が最小となるように並進・回転操作をさせた後、それらを平均した構造として反復法で得られる。鎖長の異なる三葉結び目の"平均構造"を求めた結果、環状高分子の構造は鎖長が長くなるにしたがい、結び目部分が高分子全体に広がった状態(一様状態)から結び目部分が局在した状態(相分離状態)へと変化することがわかった。
- 2007-10-20
著者
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Saka Shinya
Dept. of Physics, Keio Univ.
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Takano Hiroshi
Dept. of Physics, Keio Univ.
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Saka Shinya
Dept. Of Physics Keio Univ.
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Takano Hiroshi
Dept. Of Physics Keio Univ.