ECBの金融政策の評価の一試論 : ユーロ発足7年をふりかえって
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概要
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本研究は,欧州中央銀行による金融政策を評価することが目的である。欧州中央銀行は,インフレ抑制を重視した金融政策を行ってきたと言われているが,それを確認するために,本研究では金融政策反応関数を用いて,金融政策の運営を評価した。それによるとインフレだけでなく,成長率にも一定の配慮をしてきたと考えられる。さらに,金融政策の効果が実際にあったのかどうかを,金融政策ショックを説明変数に,インフレ,期待インフレ,そして成長率を被説明変数として回帰した。それによるとインフレ,期待インフレには予想された効果があったものの,成長率には効果は見られないという結論が得られた。
- 2006-12-20
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