日米格付機関の格付決定要因の比較分析
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概要
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日米の格付の決定要因に関する先行研究では重回帰を中心として分析されているが,定量データとして財務データを用いた場合の説明力は約70%であった。財務データを利用した分析により格付のランクが判明すれば,投資家にとって不明確な部分が無くなり,信頼度が高まると考える。一方資金調達する企業にとっては,格付の高低が,社債のクーポン・レートあるいは借入金利の高低に影響を及ぼすため,少しでも高い格付の取得が必要となる。そこでどの格付機関に格付の付与を依頼するかを決める時に,格付機関の格付付与の特性を判断する上で定量データを利用し判断できれば,格付機関の選択が容易に行える。そこで今回定量データを使用し,新たな手法としてニューラルネットワークを用いて,日系の格付投資情報センター(R&I)及び日本格付研究所(JCR),米系のムーディーズ・ジャパン(Moody's)及びスタンダードアンドプアーズ(S&P)の日米格付機関の格付決定構造を比較検討する。
- 近畿大学の論文
- 2006-12-20
著者
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