教科教育の接続に関する実践的研究(1) : 算数・数学を中心とした小中高大接続について
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概要
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これまで,学校間の接続問題という場合,幼稚園と小学校,高等学校と大学といったように,直近するふたつの学校段階の接続関係が問題とされることがほとんどであった。この研究は,小学校算数科,中学・高校数学を中心に,小学校の教育課程と中学校教育課程の接続,さらに高校教育課程との接続を明らかにし,算数・数学教育を支援するシステムとして,小学校から大学までを通して使用できる副教材の開発をめざすものである。また,研究の蓄積が少ない教員に対する調査を実施し,現場の教員の学力問題に対する意識と具体的な教科教育の実態を把握しようとするものである。今回,小学・中学・高校における算数・数学教科教育の現状と,大学生の算数学に関する基礎学力との対応について分析した結果,現大学生の算数学に関する基礎学力低下を招いている要因のひとつとして,小学・中学・高校の学習指導要領が,必ずしも所期の機能を果たしていないことが推量される。これを実証する教育現場の調査結果等については第2報で述べる。
- 2006-03-31
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