乗り物酔いの実用的評価法
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概要
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乗り物の計画や設計において、乗り物酔いは乗り心地や居住性の観点から、その推定と評価の方法が必要になる。動揺病の国際基準は、1985年その試案が提案され、1997年には振動基準ISO2631-1の一部として発行された。本研究では、ISO基準の方法とその特徴について述べるとともに、実製品設計に適用可能な形の実用的評価法について検討した。本基準に基づいた嘔吐率などの計算式を導き、簡単な影響因子の入力による動揺病の発症を推定できる計算ソフトを作成した。これを用いて動揺病におよぼす動揺周期、動揺加速度、暴露時間などの要因の影響について考察した。O'Hanlonの実験結果や船酔い率に関する池田の実船計測との比較を行ない、本方法による妥当性を検証した。
- 近畿大学の論文
- 2003-09-30
著者
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松本 亙平
近畿大学
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藤井 智弘
近畿大院
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松本 亙平
Department of Mechanical Engineering and Biomimetics, Kinki University
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藤井 智弘
Department of Mechanical Engineering, Kinki University
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