複素座標スケーリング法における完全性関係(不安定核でのクラスターと共鳴状態,原子核クラスター物理の現状と展望,研究会報告)
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概要
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閾値近傍に現れるクラスター構造状態の研究は、弱束縛状態と共鳴状態の研究でもある。束縛状態の延長線上に共鳴状態を考えるBerggren流の共鳴状態の考え方を述べ、連続状態から共鳴状態を分離した単位の分解を紹介する。そのような考え方に立った共鳴状態の記述が複素座標スケーリング法によって自然な形で与えられることを示す。複素座標スケーリング法による拡張された単位の分解を用いることによって、束縛状態と同時に散乱状態の記述が出来ることを連続準位密度の分析を通じて述べる。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 2007-10-20
著者
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