3.2次元統合シミュレーション(<小特集>レーザー核融合における新点火方式:衝撃点火)
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概要
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衝撃点火核融合は高価な超短パルスレーザーを必要としないなど魅力的な方式であるが,爆縮方法がやや複雑であるため多次元の数値シミュレーションによる定量的な評価が求められている.衝撃点火に含まれる基本的な物理は従来の中心点火方式のレーザー核融合と同じであることから,これまでに開発した2次元統合爆縮コードを拡張することによってシミュレーションを試みた.その結果,衝撃点火の加熱効果が顕著に見られ,この方式の可能性が示された.併せて,衝撃点火,およびそのシミュレーションにおける課題が明確になった.本論文では,衝撃点火に関するシミュレーション手法,典型的な計算結果,および今後の課題についてまとめた.
- 社団法人プラズマ・核融合学会の論文
- 2007-10-25
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