貧血を伴う肺癌患者に対するepoetin beta週1回皮下投与の薬物動態及び薬効の検討

元データ 2007-08-20 日本肺癌学会

概要

目的.肺癌貧血患者を対象に,epoetinbeta(EPOCH)54000IUを投与し,薬物動態パラメータを求め,以前の低用量での試験成績と併せて比較検討した.方法.ヘモグロビン(Hb)濃度11.0g/dl以下の肺癌貧血患者6例にEPOCH54000IUを週1回8週間皮下投与した,初回投与時の薬物動態パラメータを求め,既報のEPOCH9000IU,18000IU及び36000IUの試験成績と併せて,用量との関係,反復投与時のトラフ濃度とHb濃度及び血小板数の推移,薬物動態パラメータ(Cmax,AUC)とHb濃度変化量との関係を検討した.結果,EPOCH9000〜36000IU投与後の血清中薬物濃度は用量依存的に増加したが,54000IU群では36000IU群とほぼ同程度であった.一方,Hb濃度は18000IU以上の投与で用量依存的に増加した.試験終了時にはトラフ濃度は開始レベルに回復した.結論.18000IU以上のEPOCH皮下投与で用量依存的なHb濃度増加効果が認められた.反復投与によるEPOCHの蓄積性は認められなかった.(肺癌.2007;47 : 313-322)

著者

西條 長宏 国立がんセンター東病院
田村 友秀 国立がんセンター中央病院肺内科
藤阪 保仁 国立がんセンター中央病院肺内科
福岡 正博 近畿大学医学部第4内科
中川 和彦 近畿大学医学部付属病院内科学講座腫瘍内科部門
宮崎 昌樹 近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門
佐藤 太郎 近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門
寺嶋 応顕 近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門
尾崎 智博 近畿大学医学部奈良病院腫瘍内科
福岡 正博 近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門:近畿大学堺病院:大鵬薬品工業株式会社徳島研究センター:国立がんセンター中央病院
福岡 正博 近畿大学医学部附属病院腫瘍内科
明石 雄策 近畿大学医学部附属病院腫瘍内科
明石 雄策 近畿大学医学部附属病院内科腫瘍内科部門
宮崎 昌樹 近畿大学医学部付属病院内科学講座腫瘍内科部門
寺嶋 応顕 近畿大学医学部付属病院内科学講座腫瘍内科部門
西條 長宏 国立がんセンター東病院呼吸器科
中川 和彦 近畿大学腫瘍内科
西條 長宏 国立がんセンター中央病院 内科
尾崎 智博 近畿大学医学部附属病院腫瘍内科
佐藤 太郎 近畿大学 医学部腫瘍内科
藤阪 保仁 近畿大学医学部附属病院内科学腫瘍内科部門
中川 和彦 近畿大学医学部附属病院内科学腫瘍内科部門

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