Interferences of Higgs bosons at γγ collisions (第3回新潟・山形合宿の報告)
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概要
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CP固有値が偶・奇両Higgs粒子の質量ポール付近での効果を、γγ→tt^^-過程で検討する。複数の弱アイソスピン多重項のHiggs場を持つ模型では、その崩壊幅に比べて小さな質量差を持ったCP固有値の異なるHiggs粒子がそろって存在する場合がある。そのような時のγγ→tt^^-過程への寄与は、入射光子を円偏光させ、散乱t,t^^-クォークのヘリシティを測定すれば、Higgsを経由しないcontinuumの散乱振幅との干渉の他に、CPが偶と奇の両Higgs粒子を経由する散乱振幅同士の干渉が存在する事を示す。また、超対称性標準模型の場合について、その干渉効果を考慮した散乱断面積を具体的に数値計算で求め、Higgs振幅の大きさが全散乱振幅の中でも重要な役割を示している事を示し、またそこでの干渉効果の大きさを例示する。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1999-09-20
著者
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