格子QCD@有限温度(格子場の理論スクール,研究会報告)
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概要
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格子QCDによる研究の結果、クォーク物質を高温にすると、通常クォークを特徴付けている閉じ込めやカイラル対称性の自発的破れなどの性質が失われ、クォーク・グルオン・プラズマと呼ばれる、まったく違う特性の物質となることがわかった。その性質を解明することは宇宙の初期進化を理解するうえきわめて重要で、高エネルギー重イオン加速器実験による実験的検証を目指した巨大プロジェクトが進行中である。この講義では、格子QCDにより有限温度クォーク物質の性質がどのように解明されてきたかを解説する。
- 2004-06-20
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