Medium Effects on Kaons and Dilepton Production〔邦文〕 (K中間子-核子相互作用とK中間子凝縮)
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概要
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媒質中でのK^±対消滅からのdilepton生成率を、有限密度核物質中のkaonの性質を調べる手段として提案した。カイラル対称性を基本にした模型では、K^±と核子との相互作用は平均的には引力となり、この場合、重イオン反応でのK^±対消滅からのdilepton生成率は特にその不変質量がφメソン質量の領域で増大することが期待される。kaonの分散関係が有限密度媒質中で軟らかくなることがdilepton生成率に顕著に現れ、実験でも観測される可能性を示唆した。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1995-07-20
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