聖書翻訳史の光と陰 上
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概要
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聖書は神の言葉と信じられるがゆえに、大きな影響力を持つ。しかし原典においては、旧約はおもにヘブライ語で書かれ、新約はギリシア語で記されており、それを理解できる人々は限られる。そこで聖書は各国語に翻訳され、広く読まれるようになった。その訳出の作業自体が聖書解釈を含み、訳によっては原語とは別の意味が伝えられ、あるいは内容そのものが変えられてしまう場合がある。しかもひとたびなされた翻訳が、広く社会全体に大きな影響を与えることにもなる。本論文では、その例として、第一に「召し」という語を取り上げ、それが翻訳によってどのように職業倫理と結びつき、社会全体を変える梃子となったかを、マックス・ヴェーバーによる聖書釈義的分析とそれにもとづく所論を手がかりとして取り上げ、その聖書釈義的な妥当性を検討する。このことにより、聖書が翻訳によって歴史にどのように関わったかを検証する。
- 2006-12-01
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