聖書翻訳史の光と陰 上
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
聖書は神の言葉と信じられるがゆえに、大きな影響力を持つ。しかし原典においては、旧約はおもにヘブライ語で書かれ、新約はギリシア語で記されており、それを理解できる人々は限られる。そこで聖書は各国語に翻訳され、広く読まれるようになった。その訳出の作業自体が聖書解釈を含み、訳によっては原語とは別の意味が伝えられ、あるいは内容そのものが変えられてしまう場合がある。しかもひとたびなされた翻訳が、広く社会全体に大きな影響を与えることにもなる。本論文では、その例として、第一に「召し」という語を取り上げ、それが翻訳によってどのように職業倫理と結びつき、社会全体を変える梃子となったかを、マックス・ヴェーバーによる聖書釈義的分析とそれにもとづく所論を手がかりとして取り上げ、その聖書釈義的な妥当性を検討する。このことにより、聖書が翻訳によって歴史にどのように関わったかを検証する。
- 2006-12-01
論文 | ランダム
- 回転鍛造加工における上型の運動解析
- 5 野菜におけるアレロパシー識別装置の試作(中部支部講演会講演要旨(その1))
- 6 野菜の培養液が同種あるいは異種野菜の生育に及ぼす影響(中部支部講演会要旨(その2))
- 4 乾熱消毒による土壌化学性の変化とトマトの生育(中部支部講演会要旨(その1))
- 主体形成の異文化体験論 : 豪州日本語教師アシスタントの研修生記録より(IV-4部会 異文化と教育(2))