廃水処理施設における硝化細菌の挙動と硝化能力の関連
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概要
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異なった処理法を採用している4生物処理施設を菌数と活性の両面から硝化能力を評価し,比較検討を行った。硝化菌の計測のために、FISH(Fluorescent in situ hybridization)法を適用し、アンモニア酸化細菌(AOB)の検出にDNAプローブNso190の適用の最適条件を検討し、ホルムアミド濃度(25%)、超音波分散時間(6分)を確立した。DAPIおよびプローブを用いた測定の結果、全菌、AOBの濃度はそれぞれ、(1.62〜2.21)×10^9、(1.30〜3.54)×10^8(cell/ml)であった。AOBの全菌に占める割合は5.7〜8.1%(平均6.9%)であつた。アンモニア酸化速度に関しては1処理場を除き0.0086〜0.012mg-N/mg-VSS/dとの値がえられ、亜硝酸酸化速度はすべての処理場でアンモニア酸化速度を上回っていた。AOB1細胞当りの比活性は4.53×10^<-4>〜8.99×10^<-4>(pmol-NH_4/cell/h)の結果が得られ、既往の研究結果より低い値が得られたためその原因について考察した。
- 2007-03-30
著者
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