PHS位置検出方法の検討

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概要

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歩行者に道案内や現在地周辺情報などを提供する歩行者ナビゲーションは、携帯端末の小型化、位置取得技術の発展に伴って実現されつつある。この歩行者ナビゲーションでは、歩行者の位置情報を高精度に検出する必要がある。筆者らは、PHSを利用した位置検出技術について、従来より精度の高い位置計算方式を考案した。その特徴は、端末が受信した複数の基地局情報のうち、位置誤差の原因となるシャドウイングの影響が少ないと推定される電波のみを用いて位置計算に利用する点である。実験地域として基地局が密に設置された市街地を選定し、基地局情報の測定および位置計算を行った。その結果、平均基地局間距離で除算した誤差が、累積確率90%で0.75となり、従来の方式と比べ精度が改善されることを確認した。
一般社団法人情報処理学会の論文
2001-03-02

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