鎖状パイ共役有機分子におけるエネルギーギャップ・エンジニアリング(有機新素材,一般)
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概要
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近年、単一π共役分子鎖の電子輸送の直接計測が可能になりつつあり、これに対応して「分子電線」もナノスコピック界面/表面系に特異な量子論的現象や計測上の問題点をあらわに考慮した上で設計された「第二世代」のものへの進展が急務となっている。特に現在、目標となっているのは長距離・定常的な電子輸送が可能なバリスティック型の分子電線の設計・開発である,このタイプの分子電線の候補として、我々は可溶性かつ低エネルギーギャップ型の新規ヘテロ環高次オリゴマーを開発した。ここでは、このタイプの分子ワイヤの構造-物性相関についてスペクトル的、電気化学的データ、及びMO計算結果から議論する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-09-14
著者
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