250kW級固体高分子形燃料電池コージェネレーションシステムのフィールドテスト(回路技術関連)

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概要

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固体高分子形燃料電池(PEFC)は、家庭用、自動車用として大きな市場が見込まれ、量産効果による低価格化が期寺されている。また、PEFCはクリーンで高効率な分散電源としても有望である。我々は、これまでにりん酸形燃料電池(PAFC)を用いたコージェネレーションシステムについて多くの報告を行ってきたが、PEFCをコージェネレーションに用いる場合、排熱温度が約80℃とPAFCの約160℃よりも低いため、従来の吸収冷凍機では成績係数(COP)が著しく低くなるという問題がある。今回、低温排熱利用技術の確立などを目的に、250kW級の定置形PEFCを用いたコージェネレーシヨンシステムを日本で初めて構築し、フィールドテストを開始した。本システムでは、73℃の温水でもCOP0.7を実現する吸収冷凍機を開発して適用し、低温排熱の有効利用を図っている。本論文では、構築したフィールドテストシステムの概要とシステムの初期特性について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-02-15

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