分配クロマトグラフィー/間接電気伝導度検出法によるアルコール類の定量(若手研究者の初論文特集)
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概要
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アルコール類の定量分析は,電気化学検出-分配クロマトグラフィーによる分析が知られている.しかし,高速液体クロマトグラフ(HPLC)やイオンクロマトグラフ(IC)の標準的な検出器は,紫外可視検出器(UV-Vis),示差屈折率検出器(RI)及び電気伝導度検出器(COND)であり,新たに検出器を増設する必要がある.そこで本検討では,電気伝導度を持つ溶離液に対し,分析対象のアルコール類が電気伝導度をほとんど持たないことから,イオンクロマトグラフの標準的な検出器である電気伝導度検出器において負のピークとなって出現する事を利用した,間接電気伝導度検出-分配クロマトグラフィーによるアルコール類の定量分析の検討を行った。本分析における検量線は,0.5mg/L〜100%の範囲で相関係数(γ)0.9967〜0.9999の直線となり,非常に広範囲にわたる定量分析が可能であった.また本手法では,アルコール類と同時に,有機酸や糖類,更に水の簡易定量分析が可能である事が確認された.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2007-09-05
著者
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