子どもの現状と次世代育成について
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概要
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近頃さまざまな場面で「子どもが病んでいる」という言葉が聞かれるようになったが、現在を生きる子どもたちは本当に病んでいるのであろうか。またこの事態に対して我々はいかに対処すべきであろうか。近い将来子どもたちを保育・教育することになる学生たちのレポートは、彼らが、現在の子どもたちの状況は病んでいると言わざるをえないが、子どもが病んでいるというよりは、まわりの環境、中でも親が病んでいて、子どもを追い込んでおり、親・大人・社会を変えていくことの必要性、社会全体が子どものことを学ぶことの必要性を感じていることを示していた。以上の結果を考察し、子どもの現状と子育ての現状に対してこれまで展開されてきた施策を跡付けることにより、今後の児童福祉の課題は社会全体で支えあう体制の整備であることを示唆した。さらに、具体的に養護性・次世代育成力を学ばせる試みについて例示し、すべての世代における他世代についての学習や教育の機会を整備し、体系化することが長い目でみて真の次世代育成に結びつくことについて考察を加えた。
- 名古屋柳城短期大学の論文
- 2006-12-20
著者
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