遠心性運動及び求心性運動が腱に及ぼす影響
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概要
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原著論文大腿四頭筋の遠心性運動と求心性運動が膝蓋腱の微細構造に与える影響を組織学的に比較検討した.手術によって膝蓋腱の内外側1/4ずつを切除して腱幅を半分にし,腱にかかる張力を2倍にした12週齢の過負荷モデルラットを作製し,これに対して走行負荷を行った.続いて両運動が腱の成熟過程に及ぼす影響を明らかにするために,7週齢の幼若ラットに対して速度15m/分,傾斜15度,30分間の下り坂定と上り坂走を毎日負荷し,膝蓋腱に上じた変化を電子顕微鏡で検討した.遠心性運動は求心性運動に比較して腱の損傷を来たし易い一方で,腱炎の修復過程に必要不可欠な腱の修復強度を増加させる作用を持ち,腱炎の再発率を低下させる有効な運動療法であることが示唆された
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