多電子ダイナミクスの量子シミュレーション : 時間依存密度汎関数理論の最近の発展
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概要
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電子ダイナミクスが関わる様々な現象に対して,時間依存密度汎関数理論を用いた非経験的な記述が発展している.線形応答の領域では,分子の電子励起や光応答などが高い精度で記述され,量子化学計算の主要なツールとなっている.その一方で,強いパルスレーザーや多価イオンとの衝突などによって起こる,摂動論では扱えない電子ダイナミクスに対する計算機シミュレーションが行われている.様々な対象へと応用が広がる時間依存密度汎関数理論による研究の現状を,電子ダイナミクスの実時間計算を用いたアプローチを中心に紹介する.
- 2007-06-05
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