ホルトノキ葉内のオキシテトラサイクリンの高速液体クロマトグラフィーによる定量法
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概要
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ホルトノキ萎黄病の防除薬剤として有望視されるオキシテトラサイクリン(OTC)の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いた葉内濃度定量法について研究を行った。OTCはマキルベン緩衝液により抽出した。HPLCによる分析は,カラムにLuna C_<18>(2)(長さ150mm×内径4.6mm)を用い,イミダゾール緩衝液-メタノール(80:20)を移動相とし蛍光検出器による検出を行った。OTCを樹幹注入した試験木から試料葉を採取し抽出・分析した結果,OTCは良好に分離・検出された。分析試料の調整過程におけるOTCの回収率は90%前後の値が得られ,検量線の直線性に関しても問題はみられなかった。これらの結果から,本研究で用いた手法は,実用的な葉内OTCの定量法であることが示され,ホルトノキ萎黄病葉においてファイトプラズマに有効なOTC濃度ならびに薬害発生濃度の決定など防除法開発への応用が期待される。
- 2006-02-01
著者
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