行列としての時空(最近の研究から)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
行列模型は超弦理論の非摂動論的定式化の有望な候補であるが,曲がった時空を記述するのが難しいという問題点を抱えていた.ところが最近,行列模型の枠内であらゆる曲がった時空が記述できる新しい物理的解釈が提案された。この解釈に基づくと,行列模型を用いて超弦理論を背景非依存に定式化できる可能性がある.本稿では,新旧の解釈を比較し,双方の長所と短所を簡単に説明したい.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2007-05-05
著者
関連論文
- Holomorphic maps and the complete 1/N expansion of 2D SU(N) Yang-Mills
- Quarter BPS classified by Brauer algebra
- On Diagonal Multi-Matrix Correlators
- Giant Gravitonとanti-Giant Gravitonを含む演算子の相関関数について(弦理論と場の理論-量子と時空の最前線,研究会報告)
- 行列としての時空(最近の研究から)
- Curved Spaces in Matrix Model
- 弦理論の構成的定式化 (特集 M理論とは何か--超弦理論の新時代とパラダイム)
- 究極の統一理論に向けて 時空と物質の起源 (特集 超弦理論と量子重力(1))
- 究極理論を目指して--弦理論の発展 (特集:素粒子物理学の現状と将来)