高次積率に対する確率ボラティリティモデルの拡張
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概要
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資産価格の変動を説明するモデルとして、ARCHモデルやSVモデルに代表される分散不均一モデルがある。近年では、より高次の積率に対して時間ごとの不均一性を説明するようなモデルの構築について考察が行われている。本稿では、資産価格変化率の分散に加えて、歪度についても時間ごとに確率的に変動し、資産価格変化率の条件付分布としてGram-Charlier展開を適用した「確率ボラティリティ-歪度モデル(SVSモデル)」を構築した。SVSモデルは、従来の(条件付)歪度変動モデルと比較して、各時点における歪度の推定が容易であり、より高次の積率を説明する場合についても直接的な拡張を行うことが可能である。また、SVSモデルを、ドル-円レートの変化率に対して適用し、MCMC法を用いて推定を行った。結果として、ドル-円レートは、各時点における分散および歪度ともに自己相関を持ち、時間ごとに変動していると考えられる。
- 2005-12-08
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