北海道平取町におけるネット展帳を用いたセイヨウオオマルハナバチBombus terrestrisの逃亡防止策の検討
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概要
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1)セイヨウオオマルハナバチBombus terrestrisの逃亡防止用ネットを検討した結果,ハウスを覆うネットの網目のサイズを4.0×4.0mmとすれば,小型のワーカーも含めて,逃亡を防止できることが明らかとなった.2)上記網目サイズのネットを北海道平取町において約2,500棟のハウスに展帳し,2004(展帳率80%)および2005年(展帳率100%)の5月〜8月にかけて野外で活動しているセイヨウのモニタリングと駆除を実施した.その結果,1人あたりの捕獲数の合計は,それぞれの年で約6頭および約1頭となり,展張率の上昇により捕獲数が1/6に減少していることが示された.3)ハウスにおけるネットの展帳率が100%になった段階において,野外で活動しているセイヨウは,野生化しているコロニー由来の可能性が高く,それらの駆除作業も同時に進めていくことが必要と考えられた.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 2007-02-25
著者
-
五箇 公一
環境研
-
横山 潤
東北大学大学院生命科学研究科
-
横山 潤
山形大・生
-
土田 浩治
岐阜大学応用生物科学部昆虫生態学研究室
-
米田 昌浩
独立行政法人国立環境研究所
-
五箇 公一
独立行政法人国立環境研究所
-
大崎 哲也
平取町トマト・胡瓜部会
-
糸屋 新一郎
平取町トマト・胡瓜部会
-
五筒 公一
国立環境研究所地球環境研究グループ
-
横山 潤
東北大学大学院理学研究科生物学専攻
-
米田 昌浩
アピ(株)・マルハナバチ事業部
-
土田 浩治
岐阜大学応用生物科学部
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